MASSツアーファイナルである武道館を終えてしばらく経ったので改めて気持ちを綴らせていただきます。
こうやって久しぶりにブログを書く事も時には大事なのかと感じているのですが、所詮は独り言で便所の落書き程度の内容でしかないので気付いた方だけ見て頂けたらと思います。
これを書いている2023年の現時点ではコロナ前の日常に近い状態まで戻りつつある訳ですが、このMASSツアー改めて振り返ってみると、始まりはアルバムの制作時期から始まっていたコロナ禍による規制や制限下で繰り広げられた一つのプロジェクトであったのだと思います。
全人類が等しく苦難を強いられた中でしたが、このMASSの制作からファイナルまで一連のプロジェクトが世の中の規制から緩和に向けた流れと、こんなにもドラマティックに連動する事があるのか?と、自分達の事ながらも関心してしまう程に、あのファイナルの武道館で声出し解禁という奇跡的な光景にこれ以上ない程に込み上げてくる物を感じました。
皆が苦しかった中でも勿論僕らも少なからず苦しみの禍中にいました、今まで経験した事もない程に様々なところで亀裂が生じたりもした、こうやって積み上げてきた物っていうのは簡単に、そして物凄いスピードで崩れ落ちていく物なんだという事も目の当たりにもした。
音楽に救われた自分が、自分の音楽の無力さを考えてしまう様な事もあった。
絶望的な始まりがあったからこそファイナルでの光景が一層自分の中で輝きが増して感じられた部分でもあったんだと思います。
こうしてMASSツアーとしては区切りを迎えた訳ですけど、今まで作ってきた作品一つ一つはthe GazettEという大きな枠組みの中で積み上げてきた歩みでもあり、ここまでの自分を形成してくれた”人生”そのものでもあるので、今日これまで培ってきた経験をしっかりと次の作品に繋げるという事を成し遂げていきたいと思います。
そしてどんなに苦しい時でも、どんなに理不尽な状況を突きつけられても、しっかりと受け止めて、そしてそれぞれの言葉や感情できちんと返してきてくれて、いつまでも変わらず支えて応援してくれている皆に、最大限の敬意と感謝の気持ちを以てしっかり届けていきたいと思います。
武道館のステージでは簡略化したメッセージしか伝えられませんでしたが、やはりあの時直接伝えられた言葉の方が、こんな文章より100倍重みがあって大事であるというのに変わりはない事を書いてみて改めて感じますね。笑
それでもこれはこれで役割を果たしてくれている側面もあると思うので皆への感謝の気持ちを書かせて頂きました。
MASSのその先の景色をまた共に歩んで行きましょう。